ドレスは1着にすると決めていた。結婚式は来てくれた皆との時間を大切にしたいし、主役感はあまり苦手。
だから、これだ!と思えるウェディングドレスを自分で大切にゆっくりと決めたい。
そう心に決めて
ドレスショップの試着へ数回。
その度に母が付いてくる。
もう 自分で決めるからいいって言ってるのに…。
母は昔の結婚式の抜けないせいか、
私が着たいドレスのイメージとはちょっと違うものを好む。それで悩むのがちょっと大変。。
母と自分の気持ちと相談をして
やっと思いで決めた
ウェディングドレスの最終確認で試着をしようと考え
彼のタキシードをメインで決める日ももちろん 母も一緒。
彼のタキシード姿にも何か言いだしたらどうしよう、、、と不安な想いで ドレスショップへ。
店頭のショーウィンドウに飾られているドレスを見て母が…
きっと、これになるわね。
と 母が言う。
もう、ドレスは予約しているのに
今更変えるの? それにこのドレスより今の方が… と心で思うものの 少し気になり
試着をすることに…
カーテンを開けて、
ドレス姿の
鏡に映る自分と母親の顔。
魔法がかかったような瞬間。
ねっ!言った通りでしょう。 と言わんばかりの母親の笑顔は今でも忘れない。
髪型やメイクのリハーサルは母には内緒にしよう。
ちょっとはお楽しみも残さなくっちゃ♩
お母さん、いつも見ていてくれて
本当にありがとう。